三重大学みえの未来図共創機構 産学官連携推進部門

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2014.09.12

中心市街地活性化タスクフォース 第1回全体会議

9月4日、津市センターパレス2階中央公民館ホールにおいて、津市を元気に!チャレンジプロジェクト(中心市街地活性化タスクフォース)第1回全体会議が行われました。この会にお越しいただいた一般参加者の方は30名を数えました。

今回の全体会議は、準備会でできた3チームと昨年度から活動されている「伊勢の帰りに朝日屋の松阪牛ツアー」チームと学生による学生のための情報誌「TGJ」の発表だけでなく、ゲスト講師にFAMIE代表の若林祐基氏、津市NPOサポートセンター理事長の川北輝氏をお招きし、地域活動の勉強会という2部構成で行われました。

チームの発表にさきがけ、まずは講師の方による事例紹介とワークショップが行われました。講師の方からは、1つの主体で出来ることと2つ以上の主体で出来ることは違うや、出来ないことではなく、出来る可能性と向き合い、現状を把握し、可能性を実現するために模索していくことが大切と言ったお話がありました。

その後、事例紹介に続き、ワークショップ「あなたの幸せ和婚をコーディネート」が行われました。お題を踏まえ、それぞれ分かれたワーキンググループでは、活発な議論がされ、話し合った結果発表が行われました。

最後に各チームの進捗状況の発表がありました。

 

<津市の魅力を引き出す①>

・「何もない津」ではなく、津は「のんびり」「ほっとする」ところ。これを魅力と考え、この魅力を生かした取組を企画したい。「津ののんびりした雰囲気を味わうツアー」、「オンライン上の市民交流サイト」、「のんびりした津の魅力を発信するための幸せシンボル・津ぅピースの浸透」、「里山などのんびりした田舎の雰囲気を活かす環境都市宣言」等。魅力の捉え方は面白いが、どちらかと言うと里山などの周辺地域に目がいっているため、中心市街地活性化とどうつなげていくかが課題。

 

<津市の魅力を引き出す②>

・大門商店街をフィールドに、シルバー商店街をコンセプトに化粧サービス・下着屋など高齢者をターゲットとして人の流れを作るような企画について話し合いを行っていたが、チーム内で意見が分かれている。対象者は高齢者か、若者か。高齢者は頑固?高齢者と一口に言ってもニーズは多様。若者とニーズの近い人もいる。大門商店街でイベントを開催できるのか。関係者から後ろ向きな意見を受け取った。話し合いが拡散し、メンバーの意見も分かれているため、チームの方向性を統一していく必要がある。

 

<コミュニティ作りチーム>

・「ツゥのサロン」をチーム名に設定。サロン開催を通じて、商店街だけでなく地域でつながる仕組みづくりをする。フィールドを津新町商店街に設定。津新町の直面する課題を解決するため、いろんな人に関わってもらえる商店街にするため、「新町フェスタ」に参加する。商店街の会議をサロンにし、様々な人に商店街を知ってもらうとともに、地域と一体の連携を深める。サロンでは、新町フェスタでの企画を話し合い、その企画は企画として、将来的には様々な人が壁を越えて参加してもらえるような場作りを目指す。若手育成、地域の繋がりづくりなどの場になることを目指す。

 

<伊勢の帰りに朝日屋の松阪牛ツアー>

・伊勢の帰りに朝日屋の松阪牛を食べてもらうツアーのモデルコースの提案。朝日屋、津観音、津都ホテルなどの老舗を連携させて、津市の魅力を発信する。また、津のお土産として、とらや本家、津観音、平治煎餅、井村屋、おやつカンパニーなどの老舗や有名企業のお菓子をPRする。

 

<学生情報誌(TGJ)>

・学生が津市のことを知らない、学生の知りたい情報を発信している媒体がない、という課題を解決するため、学生のための学生のつしのまち情報発信誌発行に向けて取材活動をしている。発行日は11月1日の三重大学の学園祭。一冊100円で販売予定。

 

講師からは、「色々なアイデアや思いを持っていることが伝わってきた」「出来ないことを考えるのではなく、出来る可能性を探っていってほしい」とのコメントがありました。

 

今後はそれぞれまたチームごとに企画会議を開催し、企画を練っていき、10月23日(木)に開催される第2回全体会議で各チームが企画書を発表する予定です。

 

各チームの企画会議日程等は、三重大学地域戦略センター059-231-9899までお問い合わせください。