三重大学みえの未来図共創機構 産学官連携推進部門

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2014.07.22

中心市街地活性化タスクフォース 準備会

タスクフォース準備会の発言のまとめはこちら→タスクフォース準備会まとめ

 

7月14日、津市センターパレス2階中央公民館のホールで、「中心市街地活性化タスクフォース事業」の準備会が開催されました。 今年度でタスクフォース事業は2年目になります。

 

今年度はこれまでの流れを踏まえながら、一部リニューアルし、「津市を元気に!チャレンジプロジェクト」というタイトルで開催いたしました。津市のまちをもっと元気にしたい、住みやすくしたいという思いを共有する仲間ともにアイデアを出し合い、企画・実践しようというプログラムです。 今回の準備会も昨年同様、多くの方に集まっていただき、傍聴者や三重大生、スタッフを併せると50名近くの参加者となりました。

 

これまでの経緯と趣旨説明を西村先生にお話いただいたあと、昨年のタスクフォースから誕生した、学生による学生のための情報誌TGJの代表である、三重大学の佐藤真代さんから取り組み紹介がありました。佐藤さんは昨年のタスクフォースで情報発信班に所属し、学生へのアンケートで、津にいても津について知らないという意見や、ちょっと寄るところがほしいとの意見があり、そのような流れでTGJを立ち上げることになりました。他の自治体に学生とまちが関わる例があり、津市と学生が一緒に活動して行きたいと佐藤さんは語ってくれました。

 

その後、コミュニティづくりチーム、津市の魅力をひきだすチーム①・②の3つのグループに分かれて話し合っていただきました。

 

<津市の魅力を引き出すチーム①>

【津市の魅力について】

・津市にはほっとする安心感、住みやすいという魅力がある。駅近くはまちに出やすい。セントレアまで1時間で行ける。

・その一方で、はっきりとして魅力がない。(観光面)

・何もない?←PRが下手、「何もない」と言って、自分で価値を低くしている。手を加えれば光るかもしれない。

【活性化の問題など】

・津まつり、七夕などいろんな行事があり、一生懸命やっている。

→それぞれがやっているイメージ。もっと色んな連携があってもよい。

・毎日の賑わいをつくる取組も必要なのでは? →イベントは集客できるが、普段は閑散としている。 ・観光客と地元の人、どちらにPRしていくのが大事か?

→観光客…伊勢には来るが、津には寄らない、地元民…住んでいるけど知らない。

→観光客で賑わせるのか、地元の人で賑わせるのか。

・大門は夜の街のイメージ。女性向けなど、時代にあった飲み屋も必要では。

・20代、40代、60代など世代に応じて、いろいろなまちの姿があってもいいのでは。

・取り組みを考えるうえではターゲットは絞った方が良いのでは?

・対処療法ではなく抜本的な解決にむけて取り組みを進めて行きたい。

【活性化のアイデア】

・大門に学生、若者向けの飲み屋、お店があってもいいのでは。

→今までとは違うターゲットをまちに引き込む。

・他地域でもやっている飲み屋をまわるチケットのようなものがあるといいのでは。

→知らない、行ったことのないお店の魅力を発見するきっかけになる。 ・美杉など中心地域外とつなぐ取り組み(物産など)

・津観音を軸にした観光ツアー

 

<津市の魅力を引き出すチーム②>

・津市の好きなところについて、人、自然、歴史などの魅力が挙げられた。 ・津市は合併して広くなったがそれを生かしきれていない。それぞれの地域の特産品などを生かしたらどうか。

・生活スタイルが変わってしまったことにより、現在商店街は下降をたどっている。現状を知って何が魅力か、形態を変え努力する必要がある。

・シティマラソンは、現在あまり人のいない場所を走るため地域を巻き込めていない。マラソンに参加するだけではなく、地域に訪れる機会につながるような、「温泉の券」や「うなぎの券」を渡すのはどうか。

・観光協会の課題…どう発信するのか。どうしたら情報を提供してもらえるのかということをどのように検討すれば良いかが課題である。

→情報発信の仕方:ポータルサイトのようなものをしっかりとしたTOP(行政など)が作成すればいいのではないか。タスクフォースも3年目だが、今回知人に声をかけられて初めて知った。こういったことも取りまとめて発信していければ良い。

・「若い頃何をして遊んでいたのか?」大学生からの問いかけ →今はネットが発達しており、家でも友達のつながりが持てる。家で遊ぶ価値を上回らなければ、学生は外に出てこない。大門に行かないのは家で遊んでいる方が楽しいから。

→中心市街地を活性化しなければいけないのはなぜか。生活スタイルに合わせて町も変わってゆく。

⇒生活スタイル変化の中、まちをどう考えるのか。5感に訴える場所の必要性。

 

<コミュニティ作りチーム>

・「津をもっとよくしていきたい」につなげる。

・防災に関する、住民を中心にしたコミュニティ作り。里親支援ネットワークを立ち上げるのはどうか(周りのサポートが必要)

・もっと学生や若者のコミュニティを育てるべき。

・地域を大切に。人手もお金もかけずに地域を賑やかにしたい。

・子育て支援のコミュニティを未来に残していく必要がある。

・それぞれが協働で商店街のコミュニティ作りをする必要がある。昔に比べて今はコミュニティが出来ていない。

・同じ立場の人とつながり、話し合い、ストレス発散のためにもコミュニティ作りは重要。

・新しくサロンが必要。タスクフォースが終わっても続いていくような仕組みが必要。   今後は各グループで実現可能な事業を企画・実践するためにミーティングを重ねていきます。 準備会の目的はグループ分けです。引き続き津市をもっとよくしたいと考える皆さんのご参加をお待ちしております。 各チームの次回ミーティング予定日は以下の通りです。

 

「津市の魅力を引き出すチーム①」・・・場所・日時未定(地域戦略センターまでお問い合わせください。059-231-9899)

「津市の魅力を引き出すチーム②」・・・場所・日時未定(地域戦略センターまでお問い合わせください。059-231-9899)

「コミュニティづくりチーム」・・・8月12日(火)19:00 津新町通り商店街振興組合事務所   もし、今後ご参加される方は、地域戦略センターまでご一報いただければ幸いです。