三重大学みえの未来図共創機構 産学官連携推進部門

トピックス

2016.01.18

美杉リゾート大麦栽培グループを支援しています

地域戦略センターの受託事業「地域活性化プランスタートアップ事業」では、三重県下の農村地域団体「美杉リゾート大麦栽培グループ」の、遊休農地を活用した大麦生産とビールの製造・販売による地域雇用の創出を目指す取組に対して、ハンズオン支援という専門家の助言を得ながら地ビールの原材料となる大麦の試験栽培に着手することからはじめました。11月に種を購入し播いた大麦が芽を出し、すくすくと育っています。12月には麦踏みをし、今や写真(2016年1月7日撮影)のような長さに伸びています。美杉リゾート大麦栽培グループでは、美杉リゾート(津市美杉町八知)が生産する地ビール(「火の谷ビール」)の原料として使用するための大麦栽培に昨年から取組んでいるところで、収穫は2016年6月頃の見込み。

1994年にビールの最低醸造量の基準が緩和された結果、現在全国の地ビールメーカーの数は200以上ありますが、そのほとんどが大麦麦芽を輸入に頼っているのが現状です。同グループでは、ビール原料用の大麦栽培とそれを用いた醸造に取組むこととなり、ハンズオン支援により、大麦の種、栽培用資材を購入しました。これがうまくいけば、大麦の栽培面積の拡大および醸造指導などを通じて、農業をはじめとする地域産業の活性化にも寄与することができるとの期待も膨らんでいます。

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