三重大学みえの未来図共創機構 産学官連携推進部門

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2013.10.31

中心市街地活性化タスクフォース 第2回 全体会議(中間報告会)

10月21日、津市センターパレス2階に新しくできました中央公民館ホールで、「中心市街地活性化タスクフォース」 第2回 全体会議 が開催されました。

冒頭、津市担当者から商店街にぎわい創出事業の内訳について改めて説明がありました。全体がつかめていなかった方たちもこの説明で少し他の活動とのつながりについて理解してもらえたのではないでしょうか。その後、現在、津市が発行に向けて動いている「津ぅwalker」についての話がありましたが「津市の魅力を発信しようと計画中」とのこと。どんな冊子ができるのか、楽しみにしたいと思います。その後、来年度に向けた取り組みを明確にするために、各タスクフォースチームの活動内容や進捗状況の共有と意見交換を行いました。

 

≪町あるき≫

タスクフォース全体をまとめ、各グループの取組をプロデュースする必要がある。将来的な方向性が曖昧なので、それぞれの活動が無駄になる可能性がある。町歩きのメンバーが実行するべきかどうか考えている。タスクフォース全体で考えるべきじゃないのか。参加しているメンバーには、自分が動くという覚悟はあるのか。商店街の人たちがやろうとしていることを後ろ盾するという方法がよいのではないか。

[西村先生]タスクフォースグループは、実働する人たち。中心市街地の衰退に問題意識を持っている人がやっていくしかないと思う。活性化につながるような取り組みをまずはやってみることが大切だと考えている。

[質疑]久居商店街:町歩きをやっても、それによって人が集まるということはないだろう。

 

≪商店街連携≫

他の商店街の人たちと打ち合わせをもちたいと考えているが、時間が取れずまだ行っていない。バスツアーとタイアップして、観音様や商店街にツアー客を連れて来てもらうようにしたらよいのではないか。

[質疑]商店街の東西にお菓子屋さんがあるなど、大門には結構行くところがある。町歩きグループでも、バスツアーの誘致などを考えた。来年度の取り組みとして、そういったアイデアだけでも出してもらえればよいと思う。

 

≪にぎわいスポット創出≫

10月19日にオープンした。目的と経緯:人よせのために子どもの広場を作りだいと考えていた。三重大学が協力してくれると言ったので、具体化した。現状:10月19日は108名(子ども51名、大人57名)、20日は77名(子ども40名、大人37名)が利用。お弁当を注文した人もいた。問題点:資金不足。今後、運営費をどのように捻出していくかが問題。講座開設、資金集め、会費徴収などを考えているところ。解決策:それらの問題に対する解決策は未定。その他:広場を見に来て、アドバイスをしてほしい。それも大きな協力だと思っている。

[質疑]関係者じゃない人、普段関わりのない人が関わることが非常に重要。地域で子育てできるような環境づくりをしていきたい。子連れの人が来ると、受け入れてもらえているなと感じられるような街づくりをしてほしい。来年度も続けて行くためには、商店街や市に協力を求めていく必要がある。駐車場の補助→だいたて駐車場は1時間無料。でも、センパレの駐車場を無料にするためには税金で補填する必要があるのできちんと検証すべき。税金をそこに投入するにはそれなりの理由が必要。

 

≪情報発信≫

今年度は、他のグループからの依頼に応えていた。中心市街地について学生にアンケートをとった。回答者の8割ほどが、大門商店街のことを知らなかった。知っている理由→津まつりの場所、近くを通ったことがある、地元etc。蜂蜜まん本舗を知っていても、大門を知らなかった。津駅付近へは、6割の学生が行かない。行く理由→買い物、アルバイトetc。行かない理由→用事がない、交通手段がない、何があるか知らないからetc。学生が知りたいのは、遊び場や飲食店。大門を知らない人が大門へ行きたくなるような情報を発信したい。学生や若い年代の方に向けた、学生主体で作る情報誌の作成をしたい。

[質疑]学生が真剣に考えてくれて、感銘を受けた。町歩きとのコラボも有意義なのではないか。本当に一生懸命やってくれて頼もしい限り。グループ間で連携していったらよいと思う。

 

[全体報告を受けて西村先生コメント]いこにこ広場の活動を中心にやっていったらよいのではないか。大学生が行きたくなるような取り組みを、学生中心になってやってみる。この会議で出てきた意見を市長に挙げるのが、大学の役目だと考えている。津市には、各グループの取り組みを受けて来年度の予算計画を立てて欲しい。

[津市コメント]これから政策的な経費を挙げる時期。来年度、何に力を注いでいくべきなのかを考えるヒントを得た。来年度につながるように予算確保したい。

 

来年度に向けて上記のように積極的な意見交換ができました。来年度、一つでも多く実行に移していきたいですね。次回全体会議の開催はは12月16日(月)になります。現在取り組んでいる中で気づいた問題点等を話し合います。みなさんお楽しみに。